ビション・フリーゼの特徴:抜け毛が少ない

引用の出典元:www.shutterstock.com

  • サイズ:小型犬
  • 体高 :オス 25~30cm メス 24~29cm
  • 体重 :オス 4~6kg メス 3~5kg

ビション・フリーゼは、真っ白で柔らかい触り心地の巻き毛が特徴です。まるで羽毛で作ったボールがフワフワと歩いているような愛らしい姿です。フランス語の「ビション」は飾る、「フリーゼ」は縮れ毛を意味します。

特徴のある被毛はダブルコートで、オーバーコートは粗めの巻き毛で、フワッとした弾力を感じさせます。アンダーコートは柔らかく密集しています。毛色はホワイトのみに限定されているのも特徴です。

実は、被毛はほとんど生え換わることがないといわれ、抜け毛はとても少ないのも特徴です。毛がからまりやすい犬種なので、月に1度のトリミングは欠かせません。

ビション・フリーゼの体は小さいながらもがっちりしていて脚は短めです。頭は丸いかと思いきや、頭頂部はかなり平たくなっています。耳は垂れ耳で、飾り毛があり耳道にも毛が生えています。

背中側に巻き上がる尾にも飾り毛がありますが、尾そのものは背中に触れないほうが良いとされています。


ビション・フリーゼの歴史:パウダー・パフはアメリカ発


  • 原産国:フランス
  • 用途 :愛玩犬、家庭犬

ビション・フリーゼは、フランスが原産です。祖先犬は、地中海沿岸に住んでいた「バーベット」という被毛がカールした大型のウォータードッグと、マルチーズ系の白い小型犬が交配した犬ではないか、と考えられています。ビション・フリーゼとよく似た「プードル」もこのバーベットが祖先犬だといわれています。

この祖先犬は、船乗りによってアフリカ北西部に浮かぶカナリア諸島の1つ、テネリフェ島に持ち込まれます。当時は島の名前にちなんで、「テネリフェ」と呼ばれていたようで、すでに現在のビション・フリーゼの原形をとどめています。

14世紀になると、今度はテネリフェ島からイギリスへ持ち込まれます。ビション・フリーゼの絹のような毛に当時の上流階級の人々は一気に魅了されます。

16世紀頃にはフランスへも持ち込まれ、フランソワ1世やアンリ3世により愛玩犬また抱き犬としてリボンをつけたり、香水入りの水でシャンプーしたりして、寵愛されるようになりました。

しかし18世紀になると貴族への反発により、フランス革命が起こり、貴族が飼っていたビション・フリーゼも巻き込まれてしまいます。その後、交雑により存続の危機に至りますが、フランスのブリーダーらによって、なんとか血統が守られます。

1933年にはフランスのケネルクラブで「ビション・プワル・フリーゼ」の名で公認され、1971年にはアメリカケネルクラブに「ビション・フリーゼ」として公認されます。この頃に日本にも輸入されたとみられています。

アメリカのトリマーによって、ビション・フリーゼの絹状の被毛を最大限に引き出した「パウダー・パフ」が考案され、現在の白いアフロは生まれました。

日本では、もともと人気のあった白い小型犬のマルチーズの愛好家らによってビション・フリーゼも繁殖されていきました。

2014年度ジャパンケネルクラブのビション・フリーゼの登録頭数は、138犬種中22位で2193頭です。家庭犬として相当な数が飼育されていると推測されます。

ビション・フリーゼの性格

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ビション・フリーゼの性格は活発で陽気です。社交性が高く、飼い主家族には当然のこと、見知らぬ人にも八方美人的な愛嬌をふりまきます。

他の犬に攻撃性を見せることはなく、子供とも楽しく遊ぶことができるフレンドリーな性格です。

また、感受性が豊かで、飼い主との交流を非常に好みますので、家庭犬として必要な性格を兼ね備えた犬種です。

ビション・フリーゼの性格まとめ


  • 活発で陽気
  • 社交性が高い
  • 愛嬌が良い
  • 感受性が豊か

ビション・フリーゼの平均寿命と気をつける病気


ビション・フリーゼの平均寿命は12~15年程度と考えられています。先天的な遺伝病が少ない犬種です。

気をつける病気として、尿石症があります。尿結石のうち、ストラバイト尿石、シュウ酸カルシウム尿石に罹りやすい犬種です。オシッコが出にくい症状があれば、すぐに動物病院で診断を受けさせます。


・ストラバイト尿石


一般細菌による尿路感染が原因と考えられています。


・シュウ酸カルシウム尿石


肥満犬はこの病気のリスクが高まります。また、8~12歳頃の高齢犬に発症することが多い病気です。

ビション・フリーゼは湿度が低い地中海沿岸にルーツを持つため、日本の高温多湿による皮膚病にも気をつけます。住環境を清潔にし、湿度調整を行います。こまめにブラッシングを行い、地肌に新鮮な空気を含ませて予防します。

垂れ耳なので、耳の掃除も忘れずに行い、外耳炎やダニの寄生がないかチェックしましょう。

また、感受性が強い性格ですので、常にアンテナを張っています。ドッグランなどで多くの犬と接した後や、長時間外出した後はしっかりと休息させ、精神的なストレスを溜めないようにしましょう。

ビション・フリーゼの飼い方:毛の手入れは毎日

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ビション・フリーゼを飼うなら、毎日の毛の手入れは覚悟しましょう。抜け毛は少ないのですが、ブラッシングをしないでおくと、シルクのような被毛がからまり毛玉になるだけでなく、まるでモップのような棒状のカタマリになってしまいます。こうなれば、痛みで毛をほぐすことはできないので、丸刈りの運命が待っています。

生後7ヶ月頃まではアンダーコートもなく比較的からまりにくいのですが、子犬で迎えた時から、コーミングを嫌がらないように育てます。

1ヶ月に1度のシャンプーと1ヶ月に1度のトリミングは必要です。2ヶ月空けてしまうと毛玉ができてしまいます。自分でカットすれば、ほぼ間違いなく虎刈りになってしまうので、プロのトリマーさんに「パウダー・パフ」を作ってもらうのが一番キレイに仕上がります。

可愛らしい白いアフロを維持するには、いつもフワフワの状態をキープすることが大切です。自宅でも毎日ピンブラシで根元から毛をとかし、からまっている毛はスリッカーブラシとコームで丁寧にほぐします。

ひざにお腹を見せるように抱いてから、あごの下、耳の下、頬、脇の下、脚の後ろといった見落としがちな部位も、忘れずにとかしてあげて下さい。このポーズはしつけにもなりますので、子犬の時から実行して下さい。

ビション・フリーゼは、室内飼育限定です。被毛はほとんど抜けることがなく、体臭も少ない犬種です。アレルギー体質の方が犬を飼うのにおすすめ出来る犬種です。子供やお年寄りとも仲良く暮らせます。

また、賢い犬種ですので、しつけも容易に理解することができます。愛玩犬だからと甘やかしてばかりいるとワガママになり、美容室でもジッとできなくなってしまいます。通常のしつけをしっかりと行います。ただしブラッシング中は、決して怒ってはいけません。

ビション・フリーゼの散歩は、1日10分程度を2回行います。他の犬種と同様に暑さには弱いので、夏場は早朝に行い、夕方以降はアスファルトを控え、温度の低い芝生のある場所を歩かせましょう。暑い時は無理に散歩せずに、室内で十分に遊ばせるのも良いでしょう。

また、特に湿度には弱い犬種ですので、皮膚病の発生を予防するためにも、常に湿度調整は心がけておくと良いですね。

外散歩は短時間で良いですが、それなりの運動量は必要ですので、室内では自由に遊ばせてあげましょう。しつけが身に付いてきたら、運動も兼ねて一日中フリーでも問題ありません。

ひとり遊びも好きなので、ある程度の月齢になればお留守番も上手にできるようになります。

遊ぶの大好き!活発なビション・フリーゼ

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7週目のビション・フリーゼの子犬が、お母さん犬にじゃれついて遊んでいます。

元気いっぱいに飛び跳ねる姿は、ビション・フリーゼが小型犬の中でも活発に動く犬種なのがわかります。

おっと危ない!ボールペンをかじっています!子犬の時は一時も目を離せませんね~。

ぬいぐるみにかじりついたり、兄妹で引っ張りっこしたりと、見ていて飽きない可愛さですね。

ビション・フリーゼは理想の家庭犬!


ビション・フリーゼの美しい毛は、何度触っても気持ち良くて癒されます。月に1度は犬の美容室でお手入れしてもらいましょう。

いつも明るいビション・フリーゼが家庭に1頭いるだけで、自然と家族全員が穏やかな気持ちになってしまいます。

抱き犬としては、少々重めでしっかりした体ですが、子供に抱かれても嫌がりませんし、一緒にベッドで寝るのも温かくて気持ちが良いです。なんといっても抜け毛も少なく、お布団の掃除がとてもラクなのは嬉しいことです。

ぬいぐるみのように可愛い家庭犬ですから、これからも益々ビション・フリーゼの人気は高まっていくでしょうね♪

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